第7回日本在宅医療連合学会大会が長崎で開催されました
2025年7月、長崎にて「第7回日本在宅医療連合学会大会」が開催されました。
今回の大会は「在宅医療の未来を語ろう。〜2025年問題に向き合い、2040年に備える〜長崎から全国へ」をテーマに掲げ、在宅医療サービスの現状と今後について専門家や実践者が集まり、活発な議論が交わされました。
注目の移動型医療ユニット「MEDICAL MOVER」
本大会では、患者さんのもとに直接医療サービスを届けるために設計された移動型医療ユニット「MEDICAL MOVER」という新しい在宅医療の形が注目を集めました。これは、薬をドローンで運ぶなど、遠隔地や災害地域での在宅医療を向上させる先進的な取り組みです。
MEDICAL MOVERの主な特徴と活用事例
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オンライン診療の実現
ハイエースをベースにした車内には大型モニターが設置され、遠隔地の医師によるオンライン診療が可能です。過疎地の山間部や離島など、通院が困難な地域に医療サービスを届けることを目的としています。
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災害時における貢献
能登半島地震の被災地でも活用され、医療サービスだけでなく、支援物資の運搬や通信環境が悪い地域での連絡手段としても貢献しました。
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患者への配慮と継続的な改善
乗り降りを補助するステップや手すりの設置、患者が自然な体勢でモニターに向かえるようなベンチソファの工夫など、福祉車両開発のノウハウが活かされています。トヨタ車体の開発陣は、実際に現場の声を聞きながら改善を重ねています。
関連情報
MEDICAL MOVERに関する詳細は、以下の記事や動画でもご覧いただけます。
- トヨタイムズ:
“動く診察室”の改善点を現場で探る開発陣に密着 - YouTube動画:
メディカルムーバー: オンライン診療と災害支援の最前線
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